ASDカウンセリングで気づいた私の特性と、その強み


はじめに
先日、精神科でASD(自閉スペクトラム症)のカウンセリングを受けました。これまで「なんとなく自分は人と違う」「どうして自分だけが上手くいかないのだろう」と悩んできたことが、専門家との対話を通して具体的に整理されていきました。
診断や評価は人によって違いますが、私の場合は 集団行動の苦手さ、コミュニケーションの難しさ、そして感覚過敏(特に音)による影響 が大きいとわかりました。これらの特性が日常生活で不適応を生みやすく、感情の揺れに直結しているということです。
しかし同時に、弱みに見える部分が実は大きな「強み」でもあると気づかされました。本記事では、今回のカウンセリングを通して理解した自分の特性、そしてそれをどう活かせるかについて書いてみたいと思います。
集団行動が苦手という特性
私にとって集団の中で動くことは大きなストレスになります。周囲とテンポを合わせたり、曖昧なルールの中で空気を読むことが極端に難しいのです。そのため、学校や職場でも孤立感を抱くことが少なくありませんでした。
カウンセリングでは「これは弱みというよりも、独自性を大事にする特性」と説明されました。多数派に合わせることが苦手ということは、裏を返せば「自分の軸をしっかり持っている」ということ。流されにくいからこそ、自分だけの価値観や世界観を追求できるのです。
これはクリエイティブな分野や個人で進める仕事に強みとなりえます。孤独に見える姿は、実は「集中力の形」なのだと気づきました。
コミュニケーションが苦手という特性
人との会話がぎこちなくなったり、相手の気持ちを読むのに苦労したりします。雑談を楽しむよりも、深いテーマについてじっくり話したい気持ちが強いので、日常会話ではすれ違いが起こりやすいのです。
しかし、カウンセリングでは「そのぶん文章や表現に力を発揮できる」と教えてもらいました。話し言葉では上手く伝えられなくても、書き言葉なら自分の感情や考えを整理し、深く掘り下げて伝えることができます。
実際にブログや日記を書くと、自分でも驚くほど素直な気持ちや洞察が出てきます。これは他者理解や表現力の一つの形であり、むしろ「他の人にはできない伝え方」を磨くきっかけになります。
感覚過敏(特に音)という特性
日常の生活音、雑踏、機械音、突然の声…。それらが普通以上に強く響き、頭や心を揺さぶるように感じます。ときには感情が急激に乱れ、動揺してしまうこともあります。
カウンセリングでは「これは弱さではなく、繊細なセンサーのようなもの」と説明されました。つまり、他の人が気づかない小さな変化や違和感を察知できるのです。
この敏感さは、自然の美しさを味わう力や、音楽・芸術・人の心の動きを直感的に捉える力につながります。過敏さに苦しむ一方で、それを「感性の鋭さ」として活かせる可能性があるのだと改めて感じました。
感情が揺れやすいという特性
人一倍感情が揺れ動き、良いことがあると強く喜び、嫌なことがあると深く落ち込みます。周囲からは「繊細すぎる」「気にしすぎ」と見られることもありますが、カウンセリングでは「それは共感力や感受性の豊かさの表れ」だと伝えられました。
人の気持ちに寄り添える力は、単なるスキルではなく「経験を通して培われるもの」。弱さを知っているからこそ、人の苦しみに共鳴できるのです。この特性は、人を支える仕事や文章を書く上で、大きな強みになると感じました。
HSP的・霊的体質の一面
私はもともとHSP気質が強く、さらに霊的な感覚も感じやすい体質です。場の雰囲気、人のオーラ、偶然の一致(シンクロニシティ)などを敏感に受け取ります。
これもまた「弱点」ではなく、「人生の指針を受け取る力」なのだとカウンセリングを通じて再確認しました。直感は大事なナビゲーションシステムであり、無視せず信頼することで、自分の人生をよりスムーズに進められると感じます。
感情が揺れたときの対処法
最後に、これまでの経験や学びから対処法を模索したので紹介したいと思います。
「特性による不適応で感情が揺れたときは、その場を離れること」
感覚過敏やコミュニケーション不全から心が揺さぶられたとき、無理にその場に留まろうとするほど感情は乱れます。一時的に距離を取るだけで、落ち着きを取り戻せることが多いのです。
さらに大事なのは、「言霊で充電すること」。
ポジティブな言葉を自分に向けて唱える、短いフレーズを繰り返す、それだけで気持ちの波が整いやすくなります。たとえば「大丈夫」「落ち着ける」「守られている」など、自分が安心できる言葉を持っておくと良いでしょう。
これはスピリチュアルな側面だけでなく、心理学的にも「セルフ・アファメーション」として有効です。実際に言葉の力は心に大きな影響を与えます。
おわりに
ASD特性を持つ自分は「弱さ」ばかりを見せているように思っていました。しかし、カウンセリングを通して、それが同時に「強み」であると理解できました。
- 集団に合わせにくい → 独自性と集中力
- 会話が苦手 → 文章での深い表現力
- 感覚過敏 → 芸術的・直感的な感性
- 感情の揺れやすさ → 人への共感力
- HSP・霊的体質 → 人生を導く直感力
こうして整理してみると、欠けているのではなく「別の形の資質」を持っているだけなのだと気づきます。
もし同じようにASDやHSPで悩んでいる方がいたら伝えたいです。
「特性はあなたを苦しめるものではなく、光を放つ源にもなりうる」 ということを。
そして感情が大きく揺れたときは、その場を離れ、言霊で自分を満たしてください。それは、敏感で豊かな魂を守り、次の一歩を踏み出す力となります。
1.リラックスグッズ
【アイマスク】→ 光・音から解放される時間を作れる
【アロマディフューザー】→ 香りで心を整える
2.アファメーション関連本
斎藤一人さんの「言霊」や「天国言葉」関連の本
3.音に敏感な人向け
【ノイズキャンセリングイヤホン】
【ホワイトノイズマシン】(眠りやすくなる・感情の安定に役立つ)